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【本の紹介】
本書の目的は英語を使えるようになること、つまり、自ら発話できるようになることです。
本書はそのためのアウトプット・トレーニング専用の英文法テキストとなっています。テキストの特徴としては次の2つが挙げられます。
一つは話すために必要な英文法の基礎が網羅されていることです。日本の英語教育で教えられる英文法は膨大かつ複雑なものも多いです。そのため、コミュニケーションを取る上では必ずしも必要でない項目も多いです。しかしここでは「話すために必要な英文法」をまとめているので効率的に学ぶことが出来ます。
もう一つは英語ネイティブがリアルによく使う表現が集約されていることです。使える文法から優先して身に付けることを第一として作成してあるため、掲載されている例文は全て使えるものとして厳選されています。そのため、違った形で応用することで会話の幅を広げることも可能であり、実際に話す際、自然に英語の言葉を発せるようになります。
【価格】
1200円+税
【まとめ・総評】
この本の理論は明快です。どんなに高度な文法の本を読みこなしても、難しい文章が読めても、話すことの上達にはつながらないです。インプットばかりでアウトプットしなければとっさに使えない…勉強しても喋れないのは勉強のせいではなくトレーニングをしないから、ということをこの本を通して実感しました。
シャドーイングの効果はわかっていても、なかなか実行しつづけられないものです。問題になるのはトレーニングの材料として何を発話するかで、活用頻度の高い文型をうまくカバーしていなかったり、難しすぎたりすると、口真似しても効果が薄くさらに「やらされ感」があると続かないです。この本では著者が収集したコミュニケーションに必要な文型を、記憶しやすい7語程度の短文として整理し、最初は口真似を、次は単語を入れ替えて応用を、という順序でとにかくしゃべり、英語の発話になれることをメソッドとしています。各文型は7文ずつで、それが片付いたら次の項目に行けるので、うんざりする感じにならず、飽きにくいだろうと思います。